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2026.10.30
デイリー速報|2026年10月30日:日経平均は705円高の6万4,659円で3日続伸、長期金利2.835%、本日日銀会合の結果公表

10月29日(木)の日経平均株価は前日比705円28銭高(1.10%高)の6万4,659円47銭と3日続伸しました。前日に業績予想を上方修正したアドバンテストが買われ、同銘柄だけで指数を約450円押し上げました。TOPIXも11.57ポイント高の4,003.28と小幅に反発し、4,000ポイント台を回復しています。長期金利(新発10年物国債利回り)は0.010%上昇の2.835%、ニューヨーク市場のドル円は157円台後半で取引を終えました。本日30日は日銀が金融政策決定会合の結果と展望レポートを公表し、植田総裁が記者会見を行います。
1. 株式:日経平均は3日続伸、売買代金は約4カ月ぶりの高水準
日経平均:10月29日の終値は6万4,659円47銭(705円28銭高、1.10%高)。高値は6万4,831円29銭、安値は6万3,749円20銭で、上げ幅は一時900円に迫りました(日本経済新聞、日経平均プロフィル)。
上昇の背景:アドバンテストの業績予想上方修正を受け、AI・半導体関連に買いが入りました。午前はサムスン電子の決算発表後に韓国総合株価指数(KOSPI)が下落に転じ、日経平均も一時マイナス圏に沈みましたが、午後は短期筋の先物買いや個人投資家の押し目買いで持ち直しました(日本経済新聞)。
TOPIXと売買動向:TOPIXは4,003.28(11.57ポイント高、0.29%高)。東証プライムの売買代金は概算13兆8,657億円と約4カ月ぶりの高水準で、TOPIXの構成銘柄入れ替えに伴うパッシブ運用の売買が大引けに加わりました。値上がり734銘柄、値下がり779銘柄と、市場全体では高安がほぼ拮抗しています(日本経済新聞)。
10月30日朝の動き:米ハイテク株安を受け、大阪取引所の日経225先物(12月限)は夜間取引で630円安の6万4,100円で終えました(松井証券)。
2. 金利・為替:長期金利2.835%、ドル円は157円71銭
長期金利:新発10年物国債(384回債)の終値利回りは前日比0.010%上昇の2.835%。米国債安の流れと日銀会合を控えた持ち高調整の売りが出た一方、同日の2年債入札が強めの結果となり、相場の下値は限られました。国債先物12月限は5銭安の126円24銭でした(産経新聞、日本経済新聞)。
円相場:ニューヨーク市場のドル円は一時158円13銭まで上昇した後、米長期金利の低下を受けて反落し、157円71銭で取引を終えました(FISCO、トレーダーズ・ウェブ)。
米国市場:10月29日のダウ工業株30種平均は132ドル54セント安の5万2,342ドル56セントと4営業日ぶりに反落。ナスダック総合指数は1.37%安の2万6,184.72でした。AI投資の収益性を巡る懸念からハイテク株に売りが広がり、米10年債利回りは4.94%に低下しています(日本経済新聞、FISCO)。
米経済指標:7〜9月期の実質GDP速報値は前期比年率3.4%増と市場予想(3.1%増)を上回りました。9月のPCE物価指数は前年同月比3.6%上昇、コアは3.1%上昇でした(日本経済新聞)。
ECB:欧州中央銀行は政策金利を2.65%に据え置きました。インフレの上振れリスクに言及し、12月の利上げに含みを残しています(ロイター、FISCO)。
3. 本日と来週の注目日程
10月30日(本日):日銀が金融政策決定会合の結果と「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」を公表し、15時30分から植田総裁が記者会見を行います。8時30分には9月の完全失業率・有効求人倍率と10月の東京都区部消費者物価指数、8時50分には9月の鉱工業生産、14時には9月の住宅着工件数が発表されます。国内では東京エレクトロン、キオクシアホールディングス、TDK、三菱電機などが決算発表を予定しています(松井証券、日本銀行)。
11月1日〜6日:11月1日に米国が冬時間に移行し、同日から外国人旅行者向け免税制度が出国時に払い戻す「リファンド方式」に移行します。3日は米中間選挙(日本は文化の日で休場)、4日は米ISM非製造業景況指数とADP雇用統計、5日は英中銀の金融政策発表、6日(日本時間22時30分)は10月の米雇用統計が予定されています(米労働統計局ほか)。
4. 不動産:第3四半期の事業用不動産投資額は過去最高の2.2兆円
投資額:CBREによると、2026年第3四半期の事業用不動産の投資額は前年同期比4%増の2兆2,100億円と、四半期ベースで過去最高を更新しました。1,000億円以上の取引が4件あり、1〜9月の累計も過去最高です。オフィスは前年同期比で減少した一方、住宅、商業施設、ホテルは大型取引が牽引して増加しました(CBRE)。
J-REITの取得:J-REITによる取得額は前年同期の1.5倍の3,797億円。投資口価格が軟調な中でも大型の資産入れ替えが集中し、物流施設が取得額・売却額ともに最大のアセットタイプでした(CBRE)。
期待利回り:東京のプライムアセットの期待NOI利回りは、金利上昇が続く中でも全アセットタイプで前期比横ばいとなり、過去最低水準を維持しています(CBRE)。
東証REIT指数:10月29日の終値は1,647.23(20.78ポイント安、1.25%安)と続落しました(日本経済新聞マーケットデータ)。
海外投資家・日本進出企業にとってのポイント
日経平均は6万4,000円台で推移していますが、上昇は一部の大型半導体関連に偏っており、市場全体では値上がりと値下がりがほぼ拮抗しています。指数の水準だけでなく、業種ごとの動きをあわせて確認することが重要です。
本日の日銀会合と展望レポートは、日本での借入金利や資金調達条件、為替の見通しに直結します。長期金利は2.8%台にあり、日本での投資・M&A・資金調達では、金利と為替の前提を会合後に見直すことをお勧めします。
事業用不動産への投資額は過去最高を更新し、期待利回りも低水準を維持しています。一方でJ-REIT価格は軟調で、上場市場と実物不動産市場の評価に差が出ています。物件取得を検討する際は、アセットタイプごとの取引動向を確認することが大切です。
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出典
日本経済新聞「東証大引け 日経平均は3日続伸 アドテストが押し上げ」(2026年10月29日) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL28BAZ0Y6A021C2000000/
日経平均プロフィル「日次サマリー(2026年10月29日)」 https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/summary?dt=20261029&idx=nk225
松井証券「日経225先物:30日夜間取引終値=630円安、6万4100円」 https://finance.matsui.co.jp/news/632603/index
産経新聞「長期金利上昇2.835% 国債売る動きやや優勢」(2026年10月29日) https://www.sankei.com/article/20261029-B5EAAVHTT5PA3GCXE6TLNVTAC4/
日本経済新聞「債券15時 長期金利、2.835%に上昇 日銀会合控えた売りで 下値は堅い」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL295800Z21C26A0000000/
Myforex(FISCO)「NYマーケットダイジェスト・29日 株安・金利低下・ドル失速」 https://myforex.com/ja/news/dzh261030051.html
日本経済新聞「米国株、ダウ反落し132ドル安」(2026年10月30日) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL29CUV0Z21C26A0000000/
日本経済新聞「NY円相場、続伸 1ドル=157円65〜75銭」(2026年10月30日) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL29CMC0Z21C26A0000000/
ロイター「NY市場サマリー(29日)」 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20261030017
松井証券「本日の経済スケジュール」(2026年10月30日) https://finance.matsui.co.jp/news/632604/index
松井証券「本日の決算発表予定」(2026年10月30日) https://finance.matsui.co.jp/news/632602/index
日本銀行「公表予定」 https://www.boj.or.jp/about/calendar/
米労働統計局「Schedule of Selected Releases for November 2026」 https://www.bls.gov/schedule/2026/11_sched_list.htm
カブヘッジ「2026年株式カレンダー」 https://hedge.jp/momentum/2026-calender/
CBRE「ジャパンインベストメントマーケットビュー2026年第3四半期」(2026年10月29日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000238.000027786.html
日本経済新聞 マーケットデータ「東証REIT指数」 https://www.nikkei.com/marketdata/quote/TREIT/
画像:FinGroup オリジナル
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