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2026.11.01
来週の注目イベント|2026年11月第1週(11/2〜11/6):米中間選挙と米雇用統計、トヨタなど決算発表が本格化、英豪中銀会合と10年国債入札

2026年11月第1週(11月2日〜6日)の来週の注目イベントを整理します。最大の焦点は3日(米国時間)の米中間選挙と、6日の米10月雇用統計です。国内では4〜9月期の決算発表が本格化し、5日にはトヨタ自動車やソニーグループ、任天堂などが発表を予定しています。日銀は5日に9月会合の議事要旨を公表し、財務省は同日に10年利付国債の入札を実施します。海外では豪州準備銀行(RBA)が3日、イングランド銀行(BoE)が5日に政策金利を発表します。なお、3日は文化の日で東京市場は休場です。
1. 前週末の水準:日経平均6万3,290円、長期金利2.770%
- 日経平均:10月30日の終値は6万3,290円11銭で、週間では596円95銭高と3週ぶりに反発しました。ただ30日は1,369円安と大きく下げました(日経平均プロフィル、株探)。
- 長期金利・円相場:新発10年物国債利回りは30日に2.770%へ低下しました(日本相互証券、共同通信)。ドル円は週末のニューヨーク市場で157円50銭台で終えました(株探)。
- 週明けの目安:30日のシカゴ日経平均先物(円建て)は6万2,600円と、大阪取引所の終値を890円下回りました(株探)。
2. 日本:決算発表が本格化、日銀議事要旨と10年債入札
2-1. 主な決算発表(予定)
- 2日(月):住友商事、日本航空、京セラ、SBIホールディングス、住友化学など(日本経済新聞、株探)。
- 4日(水):三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅の大手商社、NTT、IHIなど(日本経済新聞、株探)。
- 5日(木):トヨタ自動車、ソニーグループ、任天堂、日本製鉄、日本郵船など。株探によると同日の発表予定は156銘柄です。トヨタについては、中国販売の動向やハイブリッド車の販売が注目点と報じられています(日本経済新聞)。
- 6日(金):三菱重工業、KDDI、三井不動産、JFEホールディングスなど252銘柄が発表を予定しています(株探)。
2-2. 日銀・経済指標・国債入札
- 日銀:2日14時に展望レポート(10月)の全文、4日にマネタリーベース(10月)、5日8時50分に金融政策決定会合の議事要旨(9月17・18日分)を公表します。植田総裁は現地時間6日にワシントンDCでIMFの講演を行う予定です(日本銀行)。10月会合の「主な意見」は10日公表予定です。
- 賃金:6日8時30分に9月の毎月勤労統計(速報)と夏季賞与の結果が公表されます(厚生労働省、e-Stat)。
- PMI:10月の製造業PMI確報値が2日、サービス業PMI確報値が5日に公表予定です(S&P Global、FX指標のしらべ帳)。
- 国債入札:2日に5年クライメート・トランジション利付国債、5日に10年利付国債(発行予定額2兆6,000億円程度)、6日に国庫短期証券(3カ月)の入札が予定されています(財務省)。
- 休場:3日は文化の日で東証などの現物市場は休場ですが、大阪取引所では日経225先物などの祝日取引が実施されます(日本取引所グループ)。
3. 米国:中間選挙と10月雇用統計
- 中間選挙(3日):下院の全435議席と上院35議席が改選され、36州で知事選も行われます(時事通信)。現在の勢力は下院が共和党218・民主党214、上院が共和党53・民主党47です。ロイターは、世論調査では民主党が下院で多数派を奪還する可能性が高く、上院は接戦だと伝えています。開票結果は日本時間4日以降の相場に反映される見通しです。
- ISM景況指数:10月の製造業景況指数は2日、サービス業景況指数は4日の米東部時間10時(日本時間はそれぞれ翌日0時)に発表されます(ISM)。
- 雇用統計(6日):10月の雇用統計は米東部時間8時30分(日本時間22時30分)に発表されます(米労働統計局)。4日にはADP雇用統計も予定されています(株探)。
- FOMC:今週の開催予定はありません。FRBは10月28日に政策金利を3.75〜4.00%に据え置いており、次回会合は12月8〜9日です(FRB)。
- 企業決算:アップル(2日)、AMD(3日)、クアルコム(4日)などが7〜9月期決算を発表する予定です(日本経済新聞、PayPay証券)。
4. 各国中銀:豪州・英国が政策金利を発表
- 豪州準備銀行(RBA):2〜3日に会合を開き、3日14時30分(豪東部夏時間、日本時間12時30分)に決定と金融政策報告を公表します。現在の政策金利は4.60%です(RBA)。
- イングランド銀行(BoE):5日12時(英国時間、日本時間21時)に政策金利と金融政策報告を公表します。現在の政策金利は3.75%です(BoE)。
- その他:4日にブラジル中銀、5日にメキシコ中銀とマレーシア中銀が金融政策決定会合を予定しています(日本経済新聞)。
海外投資家・日本進出企業にとってのポイント
- 休場と米選挙のタイミング:3日は東京市場が休場のため、米中間選挙の結果は4日の取引で一度に織り込まれる可能性があります。先物の祝日取引の有無も含め、取引日程の確認が重要です。
- 決算の集中:5〜6日は1日に150〜250銘柄が発表を予定しています。日本企業との取引や提携を検討する場合は、通期見通しの修正や株主還元方針など一次資料の確認をお勧めします。
- 金利と為替:10年債入札と米雇用統計は、日本の長期金利やドル円の前提に影響し得ます。外貨建ての投資や資金調達では、複数のシナリオで影響を試算しておくと安心です。
FinGroupについて
フィングループ株式会社(FinGroup)は、日本市場への参入やクロスボーダーM&Aに取り組む企業・金融機関向けにIR・PR・FAサービスを提供しています。詳しくは投資銀行事業および金融メディアThe 3%をご覧いただくか、お問い合わせフォームよりご連絡ください。前週の市況は週間マーケットまとめ(10月第5週)、日銀の判断は日銀金融政策決定会合(2026年10月)の結果もご参照ください。
出典
- 日本経済新聞「米中間選挙やトヨタなど決算発表 今週の予定11月1日〜」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD260TB0W6A021C2000000/
- 日本経済新聞「トヨタが5日に4〜9月決算発表 中国販売苦戦、堅調なHVが補えるか」(2026年11月1日) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD28BAG0Y6A021C2000000/
- 株探(松井証券掲載)「来週の決算発表予定 三菱重、トヨタ、任天堂など (11月2日~6日)」(2026年10月30日) https://finance.matsui.co.jp/news/633224/index
- 株探「来週の株式相場に向けて=「米中間選挙」に視線集中、AI投資巡り知事選も目離せず」(2026年10月30日) https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202610301302
- 株探「シカゴ日経平均先物 大取終値比 890円安 (10月30日)」 https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202610310116
- 日経平均プロフィル「ヒストリカルデータ」 https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/data?list=all
- 共同通信「長期金利低下、2.770%」(2026年10月30日) https://www.chunichi.co.jp/article/1332677
- 日本銀行「公表予定」 https://www.boj.or.jp/about/calendar/
- e-Stat「公表予定情報詳細(毎月勤労統計調査 2026年9月分速報)」 https://www.e-stat.go.jp/release-calendar/detail/00450071/202611060830
- 財務省「入札カレンダー:令和8年11月」 https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/2611.htm
- 財務省「10年利付国債(11月債)の発行予定額等」 https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/yotei/auct20261029.htm
- 日本取引所グループ「営業時間・休業日一覧」 https://www.jpx.co.jp/corporate/about-jpx/calendar/
- 日本取引所グループ「祝日取引」 https://www.jpx.co.jp/derivatives/rules/holidaytrading/index.html
- 時事通信「11月3日実施、アメリカの中間選挙って?」 https://www.jiji.com/jc/v8?id=202608midterm-election-team
- ロイター「情報BOX:米中間選挙、議会支配の行方とトランプ政権への影響全シナリオ」(2026年10月26日) https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20261026062
- ISM「Report Release Date Calendar」 https://www.ismworld.org/supply-management-news-and-reports/reports/rob-report-calendar/
- 米労働統計局「Schedule of Releases for the Employment Situation」 https://www.bls.gov/schedule/news_release/empsit.htm
- FRB「Meeting calendars and information」 https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomccalendars.htm
- PayPay証券「11/2〜来週の注目銘柄と日米マーケット展望」 https://media.paypay-sec.co.jp/cat1/f261030
- FX指標のしらべ帳「2026年11月の為替の注目指標カレンダー」 https://fx.money-shirabe.com/month-2026-11/
- RBA「Coming Up」 https://www.rba.gov.au/coming-up/
- Bank of England「Monetary Policy Committee dates for 2026 and 2027」 https://www.bankofengland.co.uk/monetary-policy/upcoming-mpc-dates
画像:Wikimedia Commons(peakfocus.agency、CC BY 4.0)の写真をもとにFinGroupが加工
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